天の川さんの朝


作・修一 挿絵/アイコン・ぎるもあ



この作品は外道会大幹部、修一様より寄贈頂いたテキストにぎるもあが挿絵を付けた物です!
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んふぅ…

カーテンの隙間から目元を撫でる、新しい朝の訪れを告げる夏の日差しが、ボクを安息の海から目覚めさせる。
寝汗のせいだろうか、シワの寄ったYシャツが肌に纏わりついてきて、少し不快だ。

真っ暗な部屋から突然はじき出されたような感覚が、夢も見ないくらい深く眠っていた事を思い付かせる。
まあ、このところ公演で忙しいから、仕方ないといえば仕方ないか。

………

……

…ああ、いけない!

朝のねっとりとまどろんだ脳を、ふっと浮かんできたひとつの事柄が、冷水を浴びせ引き締めた。
事を思い出すとき、何のきっかけも前振りも無い事がたまにある。
…悠長に講釈をしている暇は無い、早いところ仕度をしなければ。


今日は、ボクが「お相手」だ…

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ボクはクローゼットから着替えを引っ張り出すと、Yシャツに下着というあまり人には見られたくない姿で部屋を飛び出した。


隊長、もう起きてるかな?

せわしなく足を動かしながら廊下の角を曲がると、目と鼻の先に、背を壁に預けたひとりの男性が所在なげに佇んでいた。


おはよう、隊長

「レニ、おはよう」

隊長の口からボクの名前が出ただけで、胸が弾み気持ちが昂ぶってくる。
その逞しい胸に今すぐ飛び込みたいところだが、汗だくのシャツ姿でそれをするのは、女として躊躇われる。


さっ、早くシャワーを浴びに行こうよ

「おいおい、引っ張らないでくれよ」

苦笑いする隊長の腕を引きながら、ボクは地下へと続く階段に足を向けた。

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シャァァァァァ・・・

蛇かキリンを思わせるひょろ長いシャワーが備えられている、3つにしきられたタイル張りのシャワールーム。

ノズルから勢いよく流れ出すぬるめのお湯が、肌にべたつく嫌な汗を洗い流してくれる。
頭の上から降ってくる優しい刺激に、細胞のひとつひとつが目覚めるようだ。

「レニ、髪を洗おうか」

髪から足までひと通り濡れたところで、水の音がちょろちょろと余韻を残しながら止まった。
すぐ真後ろに立っている隊長の言葉に振り返ると
ボクはタイル張りの床にしゃがみ込んで、隊長の反り返ったかちかちのペニスに顔を近づけた。


今日は…ボクだけの物だ…

洗う前の隊長のペニスは、嗅いでいると凄くエッチな気分になってくる。
ボクは髪から水を滴らせながら、透明な雫が滲み出ているペニスの先っぽに
アイスクリームを舐め取るような感じで舌を這わせた。


ぺちゃ…ぴちゃ…

「ああ…」

苦くてしょっぱいけど、隊長のペニスだと思うとなんて事は無い。
ゆっくりと味わいながら先っぽを舐め、隊長の味がする唾液を嚥下する。
唾液に味がしなくなってくると、今度は舌を尖らせて、雁首や裏すじを丹念になぞり始めた。


ピッ・・ピッ・・ツゥゥゥ…

「んっ…」

特別気持ち良いのだろう、隊長はため息を洩らすと、ボクの頭にそっと手を添えてくれた。
口に含んで欲しい…という、いつもの合図だ。

あむっ…んっ…ちゅるっ…

空を突こうかとばかりに元気いっぱいのペニスを口に咥えると
歯が当たらないように気をつけながら、先っぽの所を舌で揉むようにして吸い付ける。

隊長のは長くて大きいし、根っこの所にはたくさん毛が生えている。
他のを見た事が無いボクでさえ「これは大きい」と言い切れるくらいに、隊長のは立派だ。
全部を咥えようとしたら、ボクの口だと喉まで使わなければ納まりきらないだろう。


んぷっ・・んっ、んっ・・ちゅるっ・・んむっ…

鉄の棒を思わせる隊長のペニスを半ば辺りまで口に納め、すぐに外の空気に触れさせる。
口を性器に見立てた擬似セックス繰り返すうちに、ペニスの半分が唾液でべとべとになってしまった。
ぬらぬらとした唾液は根っこの所にまで流れて、何本かの小さな川を作り出している。

先半分だけを気持ち良くするのは不公平だ。
ボクは咥えていたペニスから一旦口を離すと、ほとんど唾液に犯されていないペニスの後半分に
糸を引くぐらいねっとりとした動きで舌を這わせた。


てろぉ〜・・ちゅぷっ・・ちゃぷ・・ぴちゃ、ぴちゃ…

音響効果抜群な狭いシャワールームに響く、耳が熱くなるような粘着音。
髪の毛から落ちていた水滴の代わりに、ぽたぽたとタイルに滴るボクの唾液。

夢中になっていて気付かなかったが、濡れそぼっていた髪の毛が生乾きになるまでの間
延々隊長のペニスを舐め続けていたようだ。

「…そろそろいいかな?」

ボクの髪の毛をずっと弄っていた隊長の手が、待ち望んでいた言葉と共にゆっくりと離れた。
ボクは名残惜げにペニスから口を離し、顔を少し俯かせて上目遣いに隊長を見る。

シュチッ、チュチッ、シュッ、シュチッ、クチッ…

隊長は自分のペニスを右手に握り、撃ちつけるように激しく上下に擦り始めた。
見ていて思うけれど、男性の自慰ってこんなに激しくして、痛くないんだろうか?

「はっ、はっ・・っ、はっ…」

シュチ、シュチ、チュチ、シュチ、チュチ、シュチ、シュチ…

右手の動きがますます激しくなり、それに連れて隊長の息遣いも昂ぶっていく。
ボクは目を瞑ると、引いていた顎をさらに引き、隊長の特製シャンプーが来るのを待つ。

「はっ、はっ・・レニ…ああ・・出るっ!」


ビュプッ!ビュルルッ!ピュッ!ピュルッ!ピュッ・・ピュッ…

ああ、熱い…

尾を引きながら、ボクの頭に隊長の濃厚なザーメンが次々と降りかかる。
噴射が止まると、隊長はぬるぬるしたペニスの先っぽでボクの髪を撫で
残っていた液を最後の1滴まで擦り付けた。

ボクはいつものように、隊長のくれたシャンプーを髪にまんべんなく塗り付け
毛の根っこをマッサージするように優しく指を踊らせる。


カシュ、カシュ、サシュ、カシュ、サシュ、カシュ…

普通のシャンプーと違って泡立たないけれど
隊長のザーメンで手入れするようになってから髪の毛の調子がとても良くなったと、みんなが言っていたのを思い出す。
確かにボクの髪の毛も、おざなりな手入れしかしていなかった頃に比べて、見違えるように艶が出てきた。


隊長、お願い

「ああ、はいはい」

キュッ シャァァァァァ…

さっきと同じぬるめの雨がノズルから降り、ザーメンまみれの髪を優しく叩いてくれる。
打たれるだけではなかなか落ちてくれないので、ボクはこびり付いたヌルヌルを、指でしごくようにして落とした。

キュイッ ピチョン…ピチョン…

髪を洗い終えた頃合いを見計らって、隊長が雨を止めてくれた。
ほんの小さな事だけど、隊長の思いやりが伝わってきて、なんだか胸が熱い。

「じゃ、先に上がっておいてくれ」


うん、お先に

ガラス張りの戸を開けながら、肩越しに隊長と言葉を交わす。
戸を閉めて程無く、タオルを手に取ろうとした時に、水がタイルを叩く音が聞こえてきた。
ボクは肉付きの薄い胸に手を当てると、立ちぼうけのまま思案の世界に足を踏み入れる。

ボクも隊長の体を洗ってあげたいけれど、こんな色気の足りない胸では無理だ。
石鹸液で隊長の体を余す所無く洗ってあげたと、自慢げに話していた「すみれ」が羨ましい。

ボクはみんなのように色っぽく無いし、かといってアイリスのように可愛くも無い…

………

……


…気にすることはないか

薄い胸の中を春一番のような風が吹き、曇りつつあった気分が一気に晴れた。
舌使いはボクが1番上手だと、隊長が褒めてくれたのを思い出したからだ。

色気が足りないなら、別のところで補えばいい。こういう考えができるようになったのも、隊長のおかげ…


隊長…

白いバスタオルで体を拭きながら後を振り返ると、髪を洗っている隊長の影が見える。
ガラス戸の奥から聞こえてくる水の音に、どうしてだろう、ボクは胸の中が温かくなるのを感じた。


でも…それでも…

下の毛、早く生えないかなあ…

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食堂

「おいすみれ、レニ知らねえか?」

「やれやれ、これだからお猿さんは物覚えが悪くて困りますわ」

「んだとぉ!」

「やめなさい!ふたりとも。カンナ、レニは自室で食事を取っているはずよ」

「そっか、すまねえマリア。今日はレニの日だっけ」

「ワタシも明日が待ち遠しいでーす!」

「シ〜ッ!織姫さん、米田支配人の耳に入ったらどうするんですか!」

「おっとっとっ!ごめんなさーい、さくらさん」

「もっと気いつけなアカンでぇ〜、この事が支配人にばれたら…」

「ちょっとぉ、紅蘭ってば脅かさないでよぉ〜」

「すまんすまん。せやけど、アイリスも気いつけや。知られて困るんは大神はんの方やからな」

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窓から入ってくる弱い風が、ボクのYシャツの襟と隊長のネクタイを、それぞれ揺らして去っていく。


んぐ…んぐ…もぐもぐ

ボクと隊長は木製のテーブルを挟んで向かい合い、同じ木製の椅子に腰を乗せて、それぞれ思い思いの食べ物を口に運んでいる。
ボクはパンとサラダとデザートのシャーベットを、隊長はご飯とお味噌汁と卵焼きを。

隊長と向かい合って食べると、いつもは味気ない食パンもなんだか少し甘く感じる不思議だ。
ボクは薄っすらとのぼるお味噌汁の湯気から目を離すと、8つ切りにされた真っ赤なトマトに銀色のフォークを立てた。

さくっ

フォークを刺した拍子に、トマトの下に敷かれた緑色のレタスが小さく跳ね、纏っていた水滴がいくつかテーブルに飛び散った。
表面張力の働く水滴を眺めながら口に放り込んだトマトは、実が詰まっていて果物みたいに甘い。

………

「ごちそうさまでした」

白米の山が消えた茶碗に箸を置くと、隊長は満たされた顔をしながら手を合わせた。
ボクの方もパンとサラダを平らげ、残す相手は有終の美を飾る、スイカのシャーベットがひとつだけだ。


隊長、ミルクを下さい

「うん」

ジィィィィ…ごそごそ

ボクはシャーベットが乗った深底のグラスを左手に持って椅子から離れると
ズボンを下ろした隊長の前に膝を付き、股の間に生えている硬くなったペニスに右手を伸ばした。

シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ…

血管の浮いたペニスに指を絡めると
ボクはシャーベットがグラスからこぼれないよう気を遣いながら、大きな動きでゆるく擦り始めた。
手を動かすたびにぶらぶら揺れる大きなタマ袋や
顔を出したり引っ込めたりする先っぽが可愛くて、自然と擦る手に力がこもる。

シュコ、シュコ、チュコ、シュコ、チュコ、チュク…


気持ちいいですか?隊長

「ん…気持ちいいよ、レニ」

隊長の言葉は嘘では無いみたいで、摩擦音が少しずつ粘ったものに変わってきた。
先っぽから滲んできたよだれのせいだろう、ボクの人差し指にもべたべたする物が垂れてきている。

ニュル、ニュル、ニュル、チュクッ…

擦る手を休めると、ボクは親指の腹でペニスの先っぽをこねまわす。
切れ口に沿って何度も指をなぞらせると、そこから面白いようにヌルヌルが滲み出てきた。

ヌチュ、プチュ、プヅッ、チュクッ、ニュチッ…

「レニ…ああ…もう俺、出ちゃいそうだ」

思いのほか気持ち良いらしく、隊長のタマ袋がいつのまにか硬くなっている。
先っぽを弄っていた親指を離すと、ボクはピクピクと擦るのを催促しているペニスを掴み、手首を勢いよく縦に動かした。

チュク、ツチッ、シュチュ、ニュチュ、クチュ、チュクッ…

ボクは粘着音を奏でる限界間近の管楽器を下に傾け、左手に持っていたグラスをヌルヌルまみれの先っぽに近づけた。

チュコ、シュチュ、チュクッ、チュコ、クチュ、ツチュ…


隊長、ボクのシャーベットにザーメンかけてください。ねばねばしたミルクをご馳走してください

「よし、レニ・・出すぞ・・ああ・・はっ、はあ・・ううっ!」

ビュッ、ビュビュッ、ビュルルッ、ビピュッ、ピュ、ピュッ…

傾けたグラスに、隊長のペニスから噴出した温かいミルクが注ぎ込まれる。
溶けかけのスイカシャーベットが飛沫で切り崩され、最後の1滴がグラスに落ちた時には
ヨーグルトにイチゴジャムを混ぜたような物ができあがっていた。

ザーメンに混ざった、ピンクに近い赤…見つめていると、隊長にはじめて抱かれたあの夜を思い出す。
すごく痛くて、いっぱい血が出たけど…女に生まれてよかったと思った…

「……レニ、早く食べないと溶けちゃうよ?」


あっ!はい、いただきます

回想から帰ってきたボクは、ペニスを擦っていた右手でスプーンを握り、早速シャーベットをすくい取る。
プルプルとした表面をさじが破り、ねっとりと糸を引きながら氷を持ち上げる。

シャブッ、にちゅ、ちゅる、くちゅ、シャブッ、くちゅ、ぬちゅ、ちゅく…

「味はどうだい?レニ」


美味しいです、とっても…

温かいような冷たいような、不思議な感触が舌の上に広がる。
この間の「サラダのザーメンドレッシングがけ」も良かったけど、こっちの方が、なんだか好きになれそうだ。
…そのうち、マリアに隊長のザーメンを凍らせてもらって「ザーメンシャーベット」でも作ってみようか?


ちゅく、くちゅ、ちゅる、ちゅっ…

…ごちそうさまでした、隊長

ボクは空っぽになったグラスに念入りに舐めたスプーンを入れ、息をつきながら手を合わせた。


じゃあ、食器を片付けてきます

「うん」

佇まいを直す隊長をよそに、ボクはふたりが使った食器と
誤魔化しようの無いくらいザーメンの匂いがするグラスとスプーンをトレイに乗せる。
前者はいいとして、後者は自分で洗わなければいけないだろう。

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…今日も公演だ、忙しい日になるのは間違い無い。
ゆっくり「できる」のは、夕方からになりそうだ。けど、そのぶん今夜は頑張ってもらおうかな…

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けぷっ……失礼

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修一様の次回作に乞うご期待!

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